百観音巡り

・板東編 第三回 武州ノ巻

         2009−10−14(wed)

前回から一月半。
早くも第三回武州ノ巻に出発です。
なぜなら早く次のを回りたいからです。
と言うのも次は山の上。雪に埋もれるような所です。
12月は年末正月進行で休みがありません。
再開は年明けから。
ですから次を何とか秋の内に回っておかないと
雪の無くなる春までズレ込んでしまいます。
11月には京都奈良突撃ツアー(観音巡り西国編)があり
逆算すると時間的に非常にタイトになりました。
とは言うものの面白いから早く回りたいというのが本音かな。
なぜならオモチャを装備したのです!
ジャ〜ン!カーナビです。
前回の厚木の山の中の経験から カーナビの必要性を感じてました。
そんな時08モデルのポータブルタイプが2万円!
ずいぶん悩みましたがライダーモードもあり ドカちゃんでも使えるからと購入。
今回初めての実戦投入です。

まず初めのお寺は 秩父の手前にあるため関越道に。
大きな車に囲まれると 赤の8号は見えなくなってしまいます。
三芳SAにて。

ナビに任せきりで走っていたら 最後の最後に山の中で 「目的地付近です」と放り出されてしまいました。 もっとも赤の8号でもいっぱいの細い道の先の お寺ですからしかたありません。
あとよく「普通、高速を使うとカーナビの到着予定時間より 早く着く」と聞きますが 赤の8号ではピッタリに到着。
高速でも80km/hですから。


どうにか本日最初のお寺 第九番札所 慈光寺に到着。
仁王様の居ない山門です。

まずは観音堂で拝んでこいと 看板に書いてあるので観音堂に行こうとすると 地図が変です。???
実際には赤いマークの位置に山門があります。 私は物事を結構柔軟に考えられる方ですが 地図が実際と違うのだけはどうしても許せません。 阿弥陀堂を基準にするのか山門を基準にするのかイラつきます。 どうやら山門の位置を間違って書いているようです。

山道を歩き観音堂に到着。 般若心経を唱え御朱印を貰いに行きます。
阿弥陀堂に戻るとジーちゃんが玄関を掃除しています。 このジーちゃんが独特のキャラ。 ダボシャツにステテコ、頭にはなぜかタオルが。 鉢巻きではなく温泉に入る時のように たたんで頭の載せています。 そのまま拭き掃除をしているので ロボットのようです。 笑ってしまうより唖然としてしまいました。

気を取り直して御朱印を貰うと 「芳名帳を書いといて」とジーちゃん。 最後に48才と書くと 「あんたは才能があるんだな」 「歳ではなく才を使う人は才能がある」 でた〜!ジーちゃんの蘊蓄。 では歳の字を使う人は?と待っていると 話は終わってました。

すると突然「あんたパンツはどちらの足から履く?」 「いや〜、特別意識はしていないです」と答えると 「物事には何でも意味があるんだよ」今度は説法だ!
で?と待っているとやはり話は終わってました。
???
どう対応して良いかわからず 失礼してきました。
そう言うわけで本日一つ目の御朱印


お約束の石柱は無く
木の表札です。


次のお寺をナビにセットし出発です。
比較的近くですぐに着きました。
しかしまたナビを頼りに 来たため裏の駐車場の方に。

やっぱりお寺には正面から入りたいものです。
ところがこの駐車場から直接観音堂へ。

本日二つ目のお寺
第十番札所 正法寺(岩殿観音)です。

なぜか真正面に鬼が居ます。 (入母屋の部分?)
仕方なく先にお参りしてから 仁王門に下り御朱印をいただきました。

本日二つ目の御朱印


順序が逆になりましたが仁王門。


ここでもお約束の石柱。
新しく立派です。

このお寺の周りには大東文化大学があります。
さすがに広い敷地で道を跨ぎ生徒用の歩道橋があります。 (しかも屋根付き!)

カーナビ頼りの次を目指します。
赤の8号と野仏。

檀家の人が寄進したらしい露天の仁王さん。

金木犀の香る参道を行きます。

今度はお寺の仁王門。

第十一番札所 安楽寺(吉見観音)です。
市街地に比較的近いのですが、 とても良い雰囲気です。

本堂。
般若心経を聞きながらお参り。

本堂の隣には三重塔もありました。
結構良い姿をしています。

本日三つ目の御朱印。


境内にはこんなモノも!
今でもオリエンテーリング協会なんてあるのかな?

最後に石柱をパチリ。

本日最後のお寺
第十二番札所 慈恩寺(慈恩寺観音)です。
初め道なりに走っていったら本堂の前へ出てしまいました。 あわてて駐車場に回しました。

昔は大きなお寺だったらしいのですが今は本堂のみ。 しかし当時が忍ばれるような大きなお堂です。 お参りが終わりのぞき込むと良い仏像が。 やっぱり仏様を見ながら拝みたい!

本日四つ目最後の御朱印。


これも最後の石柱をパチリ。
これで前回回った浅草と横浜のお寺を合わせて武州ノ国はおしまい。
1時過ぎには帰宅しました。

今回は初めてまともに使用したカーナビの感想です。
確かに「スゴク楽」です。
一人でロードマップを助手席に置き目的地に行こうとすると
曲がる角のチェック・ポイントばかり気にしてしまい
ドライブを楽しむゆとりはあまりできません。。
しかしカーナビにルートを任せてしまうと
景色を眺めたり、まるで助手席に座っている時のような
イージー・ドライブです。
ただ私は一度通った道はすぐに覚え
帰りは地図さえ見ずに帰宅できる自信があります。
おそらくカーナビを使うとダメでしょう。
それほど「お気楽、極楽、ドライブ」になってしまいます。
もう手放せなくなるのかな。 でも観音巡りには必需品になりそうです。

残り八六観音!